おうちギタリストのためのDI比較
DIとはダイレクトインジェクション。トランスを介してインピーダンスと出力を調整するための機材。ベース弾く人にとっては超重要アイテムですが、実はおうちギターにおいても重要アイテムです。インピーダンスマッチングは良き音への第一歩ですからね。
My環境ではロードボックスの出力インピーダンスが6kΩ-10kΩ、マイクプリの入力インピーダンスが600Ωなので、Inが50kΩ~100kΩ、outが200Ω~500ΩぐらいのパッシブDIをちょこちょこ集めてます。
BAE PDI
OEP/Carnhill製トランス搭載の真っ赤な奴です。BAEはNEVE系のマイクプリで有名で、最近はよさげな見た目のFUZZも出しててちょっと気になる。
ミッドが濃密で押しが強め、解像度はあんまり高くないけどその分耳馴染みが良い。ちなみに頑強な鉄製の筐体を外して回路のみで音を出してもほとんど音は変わらなかった。
音量は比較対象DI内で最も大きく、ロードボックスのラインレベルノブは9時のちょっと下。
Telefunken TD-1
こちらもOEP/Carnhill製トランス搭載。見た目がまず超かっこいい。この重厚な佇まいたるや。トランスが特注だからか音はBAEと結構違う。レンジが広くて解像度高め、ゲインが上がって聞こえる男前な音です。ちょっと乾いてる感じ。
音量はBAEより小さくロードボックスのラインレベルノブは9時30付近。
UTC O-1
Reverbで買った古いトランスでDIYしたDI。これが非常に有機的というか、音のほぐれ具合が素晴らしい。過剰な低域と高域がカットされる感じで大人しいキャラクターですが、弾き心地の良さは随一。所謂「良い音」がしますね。キミに決めた!
音量は比較対象DI内で最も小さく、ロードボックスのラインレベルノブは11時あたり。
配線をWEの太めのケーブル、ジャックをNOSのSwitchCraftに交換してみたところ、ちょっと若返った感。
筐体軽すぎ問題をいつか何とかしたいところ。
動画にまとめました。例によってだいたい同じに聞こえます
triad、RCA、altecあたりのトランスも気になってしまうなー。
おわり。