LOLLAR P-90 Staple をテレのフロントで何とか使いたい - サドル編
引き続き、テレキャスのフロントp90かっこいいけどモーモー問題の解決についてです。
まずはサドル。
glendaleのチタンとブラスのサドルを5,6弦でお試し。
新品のglendaleより10年使い込んだjoe barden純正のサドル2種類の方が程よくほぐれた抜けのいい音がするという意外な結果に。新品で精度の高いglendaleの方がパキパキするのかなと思ってた。
そして同じ条件ならチタンの方がやはりスッキリする。でもブラスとチタンって音の重心の位置が違うだけで音の方向がかなり似てる。
鉄はジャキーーン
ブラスはジュリーーーン
チタンはジャラーーーン
アルミはシャリン
という印象。サステインも同時に表現しております。
サドルのみの比較動画はこちら。イモネジ、オクターブ調整ネジの材質は同じです。
サドルの材質によるキャラクターの違いは当然ある。が、実験していて驚いたのはイモネジ。
サドル部分を構成する以下の3つのパーツ。
・サドル
・イモネジ
・オクターブ調整ネジ
この中で最も音に影響するのはちっこいイモネジの先端形状という事実。
イモネジ先端の形状>>>>サドルの材質・形状>>オクターブ調整ネジ
って感じです。
早速ストラトでコーン型、オーバル型、窪み型を試した結果がこちら。
音の明瞭さはコーン型>>>オーバル型>>>>>>>窪み型
って感じです。生鳴りからしてかなり変わるので、あと一歩物足りないテレ、ストラトにお悩みの方は是非。ローコスト・ハイリターンです。
そしてこのMontreuxのイモネジは先端の形状も精巧でかなり良い。インチ規格、特にオーバル型はモノタロウにも無いのよ。
続きまして。
イモネジの素材違い比較です。先端形状は全てコーン型、素材はブラス、鉄、ステンレス。
やっぱブラスは肉厚。鉄は澄んでてステンレスはギラっとしてる。今回のフロントモーモー対策にはステンレスだな。
最後にオクターブ調整ネジをブラス、鉄、ステンレスで比較。変わるかな?
鉄とステンレスは殆ど変わらないけど、ブラスはやっぱ重心低くて丸みあるのね。
これも微調整に使えそう。
ぶっちゃけ色々試してるうちにどうでもよくなってきていますが、フロントモコモコに一番効果があるのは1、2弦以外のポールピースを下げることですね。
ボディにpu装着したままポールピースをハンマーでぶっ叩けばキャビティもポールピースの形に潰れるのでザグリ不要。あとは裏から指で押して高さを調節。荒業だけど効果抜群よ。
おしまい。